川崎貴子

女性活躍促進セミナー講師

川崎貴子

「DYMの女性管理職を増やしてほしい」という社長の命を受け、私は顧問としてDYMのポジティブアクションを担当しております。DYM女性社員の皆さんと会議を重ねた結果、8月より本格始動致しましたのでここにご報告差し上げます。

今年に入り国際労働機関(ILO)は、2018年に世界の管理職に占める女性の割合は27.1%だったとする報告書を発表しました。ゆるやかに上昇しているものの世界中で男女格差はまだまだ埋まり切れていません。そして、日本はと言えば、女性管理職比率が12%という先進国最下位の数字を更新しました。これはアジアの中でも断トツに低い数字と言えます。
何故日本で女性管理職が育たないのか?政治、環境、教育、企業文化・・・様々な要因はありますが、2万人の女性達をカウンセリングしてきた私が思う一番の原因は「モデルケース不足」に尽きます。働く女性達は、妊娠や出産の適齢期と昇進のチャンスという、どちらも個人ではコントロールできない一大事を同時期に迎えがちです。その中でキャリアビジョンを描いていく事は容易ではなく、まさに多くの働く女性達がキャリアを手放していったものです。

そこで、DYMのポジティブアクションとして、
1. 仕事、人間関係、プライベートとの両立など、気軽に相談できる仕組み
2. 社外のモデルケースと出会い、話を聞ける機会

を実施する事に致しました。

1は私が担当をし、2は私と人事部が選んだ「外部の先輩女性達」をお呼びし、講演していただきますので、どちらも積極的にご参加いただきたいと思っております。

最後に男性からも女性からも「ポジティブアクション」について、「なぜ女性だけ?」と質問されることが多いのですが、女性がライフステージに合わせて活き活きと働ける会社、女性管理職比率の高い会社は売り上げや利益が高いという実績があります。
そして何より、ポジティブアクションが浸透している会社は、実は男性も、外国籍の人も、シニア世代も働きやすい会社であるという統計も出ております。先ずは女性達が伸び伸びと昇進できる仕組みを作る事で、DYMの全社員の皆さんが更に幸せな仕事人として活躍できますよう、私も微力ながら精進してゆきたいと思います。ご理解ご協力の程、よろしくお願いいたします。

過去のセミナー

結婚や出産などのライフイベントに分断されない女性のキャリア形成のノウハウ

自分の弱みと向き合い、 どのようにキャリアアップを目指すか

働く 20 代~30 代向け、女性の健康教育を促進 正しい知識を身に付ける

女性がいきいきと働ける環境を作る、 キャリアプランのための社内体制を考える

育児・家事と仕事を両立し、豊かな毎日を実現するには

「肌トラブルはモチベーション低下の原因にも」女性にとって大切な体と心のケアをレクチャー